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ITエンジニアがシステムアーキテクト試験で上級エンジニアを目指す

システム設計

 

キャリアアップのためにシステムアーキテクト試験を受けてみようかな。

システムアーキテクト試験は、ITエンジニアがシステム開発の上流工程のフェーズで情報システムの全体の設計を行う上級エンジニアを目指すための情報処理技術者試験です。

私も勉強してみたいな。

現在、システム開発プロジェクトの下流行程でプログラム開発やシステム試験等の部分的な役割として関わっているITエンジニアであっても、より上流工程のシステムの全体設計に近いポジションで仕事をするために自らのスキルや技能を磨いていくためにシステムアーキテクト試験の勉強することは重要なことです。

開発リーダーとしてシステム開発の全体に主導的な立場で今後は関わっていきたいITエンジニアは、ぜひこの試験を目指して最低限のスキルアップを図りましょう。

 

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システムアーキテクト試験とは

取得するメリット

システムアーキテクト試験の勉強を通して上流工程の上級エンジニアとして必要な知識や技能、スキルが理解できます。

一つのシステム開発プロジェクトの中でIT戦略を受けた上で最適なシステム全体設計やシステム開発に必要な要件を取りまとめてシステム試験や運用・保守についても検討を進めていくための全体像を把握することができます。

システムアーキテクト試験に合格して、規定される「業務と役割」や「期待する技術水準」を満たすものとして認定されることで、社内での評価が高まったり転職にも有利に働いたりすることが期待できます。

勉強するメリットは大きいです。

転職にも有効(経験も必要)

システムアーキテクト試験の対象者像となる様な、とある業界業種の業務知識に精通し情報システムの全体的な構想・計画から要件の取りまとめや開発までをリーダーシップを取って推進できるIT人材は高い評価を受けます。

転職市場においても有能なシステムアーキテクトはキャリアアップは十分可能ですので収入アップを目指しての転職も検討することもできます。

転職には実際の業務経験が必要ですが、それに加えてシステムアーキテクトとしての視点があれば資格取得は有利に働くことでしょう。

システムアーキテクト試験の試験内容

それではシステムアーキテクト試験の内容を見てみましょう。

試験日程

毎年10月(第3日曜日)

試験時間

午前Ⅰ/9:30~10:20(50分)
午前Ⅱ/10:50~11:30(40分)
午後Ⅰ/12:30~14:00(90分)
午後Ⅱ/14:30~16:30(120分)

出題形式/出題数

午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一)/30問出題
午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一)/25問出題
午後Ⅰ:記述式/4問出題うち2問解答
午後Ⅱ:記述式/3問出題うち1問解答

午後Ⅱは論文問題になります。

免除制度

応用情報技術者試験に合格した者、あるいは高度試験(ネットワークスペシャリストやデータベーススペシャリスト等)に合格した者は、午後Ⅰの試験が免除となります。

但し、合格後2年間のみです。

合格点

午前Ⅰ・Ⅱ、午後Ⅰは100点満点中60点が合格基準、午後ⅡはランクA(合格水準にある)となります。

午前・午後の得点において一つでも合格基準に達しない場合にはそれ以降の試験の採点が行われることなく不合格となります。

難易度/合格率

難易度は4段階のうち最難関のレベル4です。

システムアーキテクト試験の合格率は約15%であり、高度試験に関してはおおむね15%前後になっています。

出題範囲

午前Ⅰ試験

基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、高度試験で共通

午前Ⅱ試験

  • テクノロジ系:コンピュータシステム(コンピュータ構成要素、システム構想要素)、技術要素(データベース、ネットワーク、セキュリティ)、開発技術(システム開発技術、ソフトウェア開発技術)
  • ストラテジ系:システム戦略(システム戦略、システム企画)

テクノロジ系がメインでストラテジ系がシステム戦略のみ、マネジメント系は無しです。

午後Ⅰ・Ⅱ

情報システム

  • 契約・合意に関すること(提案依頼書・提案書の準備、プロジェクト計画立案支援など)
  • 企画に関すること(対象業務システムの分析、業務モデルの作成、システム方式の策定、コストとシステム投資効果の予測など)
  • 要件定義に関すること(業務要件の定義、機能要件の定義など)
  • 開発に関すること(システム要件定義、システム方式設計など)
  • 運用・保守に関すること(運用テスト、システム移行、運用評価など)
  • 関連知識(構成管理、品質保証、監査、関連法規、情報技術の動向等)

組込みシステム

  • 機能要件の分析,機能仕様の決定に関すること
  • 機能仕様を満足させるシステムアーキテクチャ及びハードウェアとソフトウェアの要求仕様の決定に関すること
  • 対象とするシステムに応じた開発手法の決定に関すること
  • 汎用的モジュールの利用に関すること

午後の試験は一般論ではない具体的な業種や事業毎の特性や制約を前提とした視点が求められ、特に午後Ⅱの論文では具体的でより実務的な論述内容が必要となります。

(参考)試験要綱【情報処理技術者試験】

 

システムアーキテクト

 

システムアーキテクト試験の勉強方法

システムアーキテクト試験は独学でも十分に対応可能です。

試験対策

システムアーキテクト試験は午前Ⅰ・Ⅱ、午後Ⅰ・Ⅱと4つの試験が行われますが、それぞれの試験に対する対策をする必要があります。

午前Ⅰ

高度試験区分で共通問題であり応用情報技術者試験の午前問題と同レベルなので、対策としては過去問を繰り返し勉強することで十分です。

午後Ⅰ試験は応用情報技術者試験か高度試験が合格していれば2年間は免除になります。

午前Ⅱ

午後Ⅱ試験はテクノロジ系の問題中心であり、その他にはストラテジ系のシステム戦略のみの問題となります。

過去問をしっかり抑えておけば問題はないでしょう。

午後Ⅰ

午後Ⅰの試験は問題文の分量も多く解答時間にも余裕がある訳でもないので解答スピードが必要になります。

過去問題を十分に分析して自分なりの解答方法や手順を確認しましょう。

また、システム開発における時事的な話題も抑えておくことも重要です。

午後Ⅱ

午後Ⅱ試験では論文に対する十分な準備が必要となります。

120分という試験時間の中で解答する内容を整理して実際に書き続けることはそう簡単なことではありません。

過去問題を十分に分析することで、今後も問われそうなテーマに関して自分なりにどう問われても解答できる様に文章をパッケージ化して用意しておくことも必要です。

過去問題の講評で指摘されている点を十分に確認して対応できる様にしましょう。

過去問

公式サイトの過去問題には解説がありませんので、市販の参考書類で確認しましょう。

午後Ⅱでは解答例の掲載もありませんが講評がありますので注意するべき点について確認しましょう。

(参考)過去問題【情報処理技術者試験】

おすすめ参考書


情報処理教科書 システムアーキテクト 2020年版


令和02年システムアーキテクト合格教本


ALL IN ONE パーフェクトマスター システムアーキテクト 2020年度 (情報処理技術者試験) 

 

まとめ

システムアーキテクト試験は、今後はシステム開発の上流工程のフェーズで情報システムの全体の設計を行う上級エンジニアとして仕事ができる様になりたい考えるITエンジニアにとってお勧めの試験です。

現在はシステム開発プロジェクトの中でプログラム開発やシステム試験、システム保守・運用等の下流フェーズで部分的な役割を担っている上流工程の実務経験がないITエンジニアであっても勉強を継続すれば合格可能な試験です。

よし、頑張るぞ。

今は未経験でも今後は上流工程のシステムの全体設計に近いポジションで仕事をするために自らのスキルや技能を習得していくためにシステムアーキテクト試験の勉強することは非常に重要なことです。

試験勉強を通してシステムアーキテクトとしての視点や考え方を理解することができ、現在の仕事にも取り入れていくことで上級エンジニアへキャリアをステップアップすることが可能です。

私も目指したい。

きっとシステムアーキテクトの資格取得は有利に働くことでしょう。

会社内でITエンジニアとして成長する機会が見えないという場合には、転職には実際の業務経験が必要ですが、システムアーキテクトとしての視点を活かしてステップアップや年収増を目指した転職活動を検討してもよいかも知れません。

試験勉強を契機にして今とは違う環境でチャレンジすることは必ず実を結ぶものと思います。

 

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